だんじり祭り 団扇製作進行中!
祭りを行うためには必要なものがたくさんあります。提灯・はたき・衣装・・・・保存会のページでもたくさん紹介してきました。今回はその中の一つ、東之町の団扇(うちわ)製作過程をご紹介しましょう。
ひがんじょは団扇に入れる文字は一つ一つ手製です。印刷技術も進んだ現代社会、大量生産も手軽になったこの時代にあえて手書きにこだわるのも大量生産には出せない「独特の味」があるからでしょう。
まず、「東」の文字型をもとに字の輪郭を描いていきます。
書体は、山型提灯に描かれている文字を模したもので、もちろん型造りから手作りです。
輪郭の下書きが出来た段階です。
団扇は骨組みのために面が完全な平坦ではなく、これだけでも手先の器用さが求められます。
「東」の文字の輪郭、いかにも豪快に筆で書いたような質感を出していきます。
裏面に書く文字も全て手書きです。写真は「世話役」ですね。
東之町オリジナル団扇が続々と完成していきます。当然非売品です(笑)
現在、平成24年の祭りに向けて製作進行中!製作数はなんと100枚!祭りでは指示を出したり、叩いたりでそこそこ消耗の激しいものですが、一つ一つ丹精込めて作ります。
祭りに必要なもの、、、道具はもちろん、それらを生み出す有志達の志が欠かせません。