地車の提灯

1.山形提灯

       

各町のシンボルマークともいえる存在です。地区により提灯に書かれる文字は異なります。
御影の地車は宮入が昼間に行われるため、昼間の曳行には山形を取り付けていませんでした。それに準じて東之町では夜間以外は山形を取り付けていません。(パレードなど、特別なイベントの際はつける場合もあります)つまり、山形提灯受けが脱着可能な作りになっています。また、雨具の骨組みが取り付けられるように作られており、急な雨に見舞われた時でも提灯に火をともして曳行することが可能です。屋根方(屋根の上で舞う人)は夜間は全員この提灯を持って踊ります。


2.槍先提灯



我が町の地車には山形の中央に二つずつ(上記山形の写真中央)と、前後破風(はふ)の下に左右1対ずつあります。赤白色々なタイプがあり、祭りではこの提灯をめ組が持って盛り上げます。


3.こま提灯

朱塗りの提灯です。大きく「東」の文字をデザインしており、上下の帯には上に「東」、下に「區」をデザインしてあります。全て黒ふちどりの珍しい形となっています。祭りでは地車の左右に4個ずつ配置し、左右合計8つの豪華な提灯配置となっています。


4.昼提灯

こま提灯は地車の側面に4つ並べるように配置します。昼間はその先頭の一つをご覧の昼提灯で飾ります。(左右1対ずつ)。これは平成12年に新調されたもので、それぞれ氏神である「弓弦羽神社の春夏秋冬」、「松竹梅」が描かれています。


5.丸提灯


運行中に各責任者が持つ提灯です。「張頭」、「副張頭」、「世話役」、「会計」、「責任者」の5種類あります。


6.こんなのもあります


だんじり運行中、所々休憩しますがその休憩時の飲み物などを運ぶ連絡車にかかげます。



☆夜の地車はこんな感じ☆

全ての提灯に灯りがともり、昼とはまた違った美しさが映えます。


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